- 最初は,形から入る。
- 授業シナリオは,つぎの形式で書く:
導 入 |
局面 |
教師 (の働きかけ) |
生徒 (の活動) |
備考 |
所要 時間 |
前時の 振り返り |
‥‥ |
‥‥ |
‥‥ |
2 |
本時の内容・ゴール のアナウンス |
‥‥ |
‥‥ |
‥‥ |
3 |
|
展 開 |
局面 |
教師 (の働きかけ) |
生徒 (の活動) |
備考 |
所要 時間 |
課題の提示 |
‥‥ |
‥‥ |
‥‥ |
5 |
‥‥ |
‥‥ |
‥‥ |
‥‥ |
10 |
‥‥ |
‥‥ |
‥‥ |
‥‥ |
10 |
定着のための練習 |
‥‥ |
‥‥ |
‥‥ |
10 |
|
まとめ |
局面 |
教師 (の働きかけ) |
生徒 (の活動) |
備考 |
所要 時間 |
まとめ |
‥‥ |
‥‥ |
‥‥ |
3 |
次時の内容の予告 |
‥‥ |
‥‥ |
‥‥ |
2 |
|
このとき,各項目に書く内容は,以下のようになる:
- 「局面」,「教師」,「生徒」,「備考」,「使用時間」
- 「局面」には,どんな授業局面かを示す標題を書く。
- 「教師」と「生徒」には,教師と生徒間のコミュニケーション(予定しているもの)を記述する。
- 具体的に,ナマのことばを書く。
- 提示されたもの(テクスト,絵,その他)もここに描く。
- 教師と生徒のやりとりがわかりにくくならないよう,横の並びにも気を配る。
- 「備考」では,この指導案を読む人が授業の情景・内容等を把握する上で補助になるものを書く。
- 教師が指導で留意している点
- 提示物についての注釈,説明
- その他
- 「所要時間」には,「分」単位の数値を書く。
- 「導入」,「展開」,「まとめ」
- 「導入」は,つぎのことを行う局面:
- 生徒に自分のいまの到達地点を想起させる (授業の出発点)
- 本時の学習内容を知らせる (授業のゴール)
- 「展開」には,本時の目標に向かって進行する教授/学習活動の流れを書く。
- 「まとめ」は,学習者に本時で学習したことをきちんと知らせる局面。
- 「まとめ」の枠には,まとめのことば(これの提示形態)が記述される。
- 「理解を確認するための問題を解く」は,「展開」に入れる内容であり,「まとめ」の内容ではない。
初心者は,「遺漏のない」授業シナリオづくりを,カラダが慣れるまでしっかりやること。
大雑把なフレームから入ってしまうと,授業の考え方・つくり方も大雑把になる。授業を論理的につくる能力が育たない。
|