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礫川全次『サンカ学入門』, p.66
a. |
漂泊の芸能民
柳田國夫は早くからクグツ(傀儡) がサンカのルーツだとしている。‥‥
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b. |
浮浪者
‥‥
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c. |
狩猟採集民
サンカが縄文以来の狩猟(漁)採集民の後育であるという見方も魅力的である。彼らがスッポン、マムシ、薬草等の自然の産物を持参し、農民と交易していたのは、それほど以前のことではない。
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d. |
竹細工師
サンカと竹とのかかわりは決定的である。サンカは各種の竹製品や竹細工を作り、売っていた。その製品とは、ササラ、籠、ホウキ(箒)、箕などである。また、サンカが川漁をする時に使う漁具も竹製品である。なお、「竹の民俗誌』(1991) の中で沖浦和光氏は、竹には「呪力」があり、籠や箕といった竹製品は「呪具」とみなされてきたと述べている。
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