Up | お手盛りノーベル賞 | 作成: 2021-12-12 更新: 2021-12-12 |
ノーベル賞は,イデオロギーに利用される。 政治的に利用される。 誰もがわかっているというわけではないが,わかりやすいのはノーベル平和賞。 すこしわかりにくくなるが,どうでもいいのがノーベル経済学賞。 物理学賞も,お手盛りであることがわかる。 理論物理学は,怪しげな理論のためにとんでもない額の施設・設備を建設してきたが,ノーベル賞はこれにも利用されてきた。 そしてこのたびは,ノーベル平和賞並みのお手盛りノーベル物理学賞というわけである。 地球温暖化 CO2 元凶論は,世界の政治・経済を「CO2 排出削減」をお題にさせることに成功した。 そして自らを引っ込みがつかない立場に置くことになった。 それで,ひとのノーベル賞幻想をまた利用しようとなった。 曰わく, 「高速コンピューターを使い, 大気の運動と気温との関係を定めるモデルを開発し,「CO2 が2倍に増えると地上気温が 2.36 度上昇する」との予測を明らかにした。」 これがノーベル賞級なら,地震学はずっとノーベル賞受賞者を出していることになる。 地震学がやっている「高速コンピューターを使い, モデルを開発し, 予測を明らかにした」がなぜノーベル賞にならないか。 予測は実証されねばならないからである。 これが,科学というものなのである。 理性は,簡単にイデオロギーに屈する。 学校教育は,これのよい見本。 いまの学校教育は,上は大学まで,時の政策的イデオロギーを節操なく注入するところである。 ひとは学校を理性を陶冶するところと思っているだろうが,これまたイデオロギーに騙されているのである。 |