Up | 専制の危険要素 : 要旨 | 作成: 2011-06-02 更新: 2014-11-29 |
ただし,国立大学の法人化は,教員の反発・抵抗を考えて,だましだまし進めるという策が採られたので,学長専制がはっきりと姿を現すことになったのは,当初の懐柔策・暫定措置をやめるとなったときである。 それは特に,「意向選挙」の結果の無視が行われたときであり,そして「意向選挙」そのものが廃止となったときである。 「専制」は,「強権・統制・取締り」を連想させる。 さらにこの連想は,「排除・粛正」に進む。 さて,学長専制は,この先どのようになるか? どのようになるかは,自制次第である。 そして自制は,専制の力学──その危険要素──を知ることがもとである。 そこで,本章では,専制の力学・危険要素を一般的に押さえることにする。 趣旨は,学長専制が危険な道に進むのを防ぐことである。 |