Up | 存在の記述は,「マクロ・ミクロ」二重性 | 作成: 2014-09-09 更新: 2014-09-09 |
存在は,「マクロ・ミクロ」二重性である。 特に,存在の記述は,「マクロ・ミクロ」二重性になる。 このとき,マクロ記述とミクロ記述は,言語レベルの違いを立てる。 即ち,ミクロ記述は,意図的に実体論を行う。 マクロ記述は,現象論──形(かたち)論──を行う。 例えば,雲の記述が「雲──水の粒が<個>になってつくる系」の枠組による記述であるとき,「雲」は実体ではない。実体は,水の粒である。 「雲」の記述は,「モクモク」とか「刷毛でサーッと引いた」のようなことばが用いられる。 この表現に「稚拙」「科学的でない」のようなクレームがつくことはない。 一方,水の粒の実体的記述には,「科学的」が求められる。 こうなるのは,それぞれの記述に言語レベルの違いを措定しているからである。 |