- 「ミミズの意識」
「意識」は,基本的に脳をもつ生物には有るとして考えるものである。
「意識」の説明は,「ミミズの意識」を説明することを含む。
- 「対象」
カラダは,対象を立てる。
意識は,「対象化」を文脈とするものである。
個体Aが「X」を対象化し個体Bが対象化しないのは,Aには「X」を対象化する契機が有りBには無いということである。
意識の個体差は,<対象化の契機>の個体差である。
- 「クオリア」
数学の勉強で「イメージを持てない」と嘆いて言う「イメージ」は,「クオリア」に該当する。
「クオリア」は,カラダが努めて形成していくものである。
「クオリア」の説明は,「カラダがクオリアを形成する契機,ダイナミクス,およびプロセス」の説明である。
- 非哲学
以上に見るように,「意識」は科学のスタンスで考えるものである。
特に,哲学の主題ではない。
実際,哲学は今日では無用のものである。──「哲学者の食い扶持」が,「哲学」の今日的意義である。
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