Up | 政治ができることは少ない | 作成: 2023-03-19 更新: 2023-03-19 |
失敗して責任をとらされる羽目は御免なので,上から指示されてやっている,すなわち<やらされている>という格好をつくるろうとする。 平時には「地方自治」を唱える知事連中が,「新型コロナ」ではいちいち政府が指示を下すよう訴えたが,これが日本人なのである。 指示待ちが体質の者たちの国は,政治が<何でもできる>ものに定められる。 世の中がうまくいっていないのは,政治の不作為ということになる。 実際は,政治のできることは少ない。 昔「小さな政府」が言われることがあったが,もともと政治のできることは少ないのである。 できない者が何でもできる者にされ,作為を求められると,どうなるか? 珍妙な事をやってしまうことになる。 政治がする「少子化」対策は,これになる。 つぎの2つを,きちんと区別すべし: 政治は,「できない」を言わない。 「できない」を言うのは,自分を<無用物>と宣言してしまうことだからである。 政治は,大衆の幻想 (錯覚) で立っている。 大衆の幻想 (錯覚) が頼みである。 村興しに入れ込んでいる若者が,集まって色々議論する。 政治は,これ以上でも以下でもない。 政治には,<正解を行う>という意味はない。 ──若者たちの村興しが<正解を行う>ではないように。 |