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「記述困難」の構造の捉え:要旨
作成: 2013-09-10
更新: 2013-09-17
形式の記述は,主題としては立つが,それを実際に行うのは途方も無く困難である。
しかし,形式の記述を空理空論にしないためには,この困難は,これを前にして思考停止することがあってはならないものである。
そこで先ず,記述困難の理由の押さえに向かう。
これは,記述困難の構造を捉えるという内容になる。
記述困難は,つぎの諸相がある:
対象の拡散──記述対象をとらえられない
対象の複雑性──記述対象が,記述という行為に対し圧倒的に複雑
ことばの限界──記述のことばが,見つからない
人依存──記述のことばが,通じない