記述困難なものを記述しようとするとき,アナロジー/メタファは,このとき用いられる方法の一つある。
例えば本論考は,形式を捉えるカラダづくりのアナロジー/メタファとして,「風化造形」を用いてきた:
<学ぶ>によって,堆積物をつくる。
これが風化して,<形式を捉えるカラダ>が残る。
こうして,成長は,「堆積と風化」である。
「堆積と風化」には,時間を要する(註)。
要する時間は,分野によって違ってくる。
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註 : |
本論考は,『論語』「為政篇」のつぎの一節を,ここで示した成長モデルで読むものである。
子曰: 吾十有五而志于學,三十而立,四十而不惑,
五十而知天命,六十而耳順,七十而從心所欲,不踰矩
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