Up | モンスター問題の深さ:自己防衛心理 | 作成: 2010-03-23 更新: 2010-03-23 |
学習の中で自分の未熟がわかってきて,自分のモンスターも意識の対象になる。 モンスターが意識の対象になれば,これに対して自己矯正が働くようになる。 自分のモンスターの矯正は,外からの矯正と自分の内からの矯正が,相応じなければならない。 自分の内からの矯正を嫌がったり抑制する者は,モンスターを続けることになる。 しかし,一般にひとは,自分を矯正させまいとして,自分を矯正することになりそうな学習を受け付けない。 この心理は,無意識で働く。 そして意識の方は,「いまの自分の在り方で十分」というように合理化する。 実際,矯正とは,自分がこれまで築いてきた自我・矜恃が壊されることである。 矯正を嫌がったり抑制するのは,自分を保守しようとする無意識の働きである。 ひとの無意識は,自分を保守する方に傾く。 |