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「モデル」の語の用い方
作成: 2011-09-21
更新: 2011-09-21
数学は,<卑近>がこれの出自である。
数学は,<卑近>に適用される。
ある数学と<卑近>の対応が対象化されるとき,つぎの言い方をしたくなる:
「
その数学は,その<卑近>の数学モデルである。
」
「
その<卑近>は,その数学の現実モデルである。
」
実際,「モデル」の語のこの使い方は,日常語の「モデル」の使い方であり,ふつうである。
「モデル」の語をこのように使うことと,モデルという<存在>を立てることを,区別しなければならない。
モデルという<存在>を立てることは,ふつうのことではない。
実際,モデルという<存在>を立てることは,形而上学である。