指導案の作成では,以下のことが自分に対してきちんとことばで言えるかどうかを,チェックする。
──そのことばを,指導案の「備考」欄に書く。
- 導入
- 生徒をどのようなスタート地点に並ばせようとしているのか?
- その目的達成のための最適なパフォーマンス(ことば,所作,ディスプレイ)になっているか?
- 発問
- 発問の意図は何か?
- この局面は,どのような理由から必要なのか?
- どのようなリアクションが予想されるか?
- 何をおとしどころにしているか?
- そのおとしどころに至るための最適なパフォーマンス(ことば,所作,ディスプレイ)になっているか?
- 生徒が受け止め,リアクションできるような発問の形になっているか?
- ていねいに提示しているか?
- 生徒全員にしっかり届いているか?
- 生徒のリアクションの有効な活用ができているか?
- おとしどころに向けて,生徒のリアクションを適切にコントロールできているか?
- ディスプレイ
- 適材適所か?
- 使い場所をまちがっていないか?
- 内容は適切か?
- ほんとうに有効に機能しているか?
- ディスプレイに対する生徒の注意集中ができているか?
- ディスプレイを放置していないか?
- 作業を課す
- 作業を課す意図は何か?
- この局面は,どのような理由から必要なのか?
- 何をおとしどころにしているか?
- 作業内容は,ほんとうに適切なものか?
- どのような活動,事態が予想されるか?
- 作業の結果報告をどのような形で行わせるか?
- 作業の結果報告をどのように活用するか?生徒にどのように評価してみせるか?
- 全体を通じて,おとしどころに至るための最適なパフォーマンス(ことば,所作,ディスプレイ)になっているか?
- 机間巡視
- なんのための机間巡視?──期間巡視の目的を,自分に対して明確にしているか?
- 生徒の理解度を知るため?
- リアクションの類型を把握(代表して発表させる生徒のピックアップ)のため?
- 学習困難になっている生徒を補助するため?
- 生徒のグループ活動を補助するため?
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