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二酸化炭素ガス効果 : 要旨
作成: 2016-03-29
更新: 2016-03-29
『大地の五億年──せめぎあう土と生き物たち』(藤井一至, 山と渓谷社, 2015), p.39 から :
4億年前の地球では,大気中の二酸化炭素ガスは現在の10倍以上もの高濃度で存在し,現在より3℃も暖かかった
そこに(シダ植物の) 大森林と土壌が生まれる
1億年かけて大量の二酸化炭素が吸収される
結果,3億年前には7℃も地球が寒冷化
極地で大陸氷河が形成され,水が減ったために海水面が数百メートル低下
一方,大気中の酸素濃度は,現在の2倍に近い35パーセントまで上昇
酸素濃度の上昇は,昆虫の巨大化を引き起こした