Up
蝦夷地経営の困難
作成: 2019-01-01
更新: 2019-01-01
高倉新一郎 (1959 ), p.162
文政四年(1821) 蝦夷地は再び松前領となった。
復領に際して
「是迄之主法無
二
遺失
一
相守、
異国境御要害之犠厳重可
二
取計
一
」
であったが、幕府の力をもってさえも思うように行かなかったこの土地を、一小藩の手で開きかつ守って行くことは容易ではなかった。
勢い、蝦夷地のことは請負人の手に任され、藩は名目だけの管理をなすに止まった。
引用文献
高倉新一郎 (1959 ) : 『蝦夷地』, 至文堂 (日本歴史新書), 1959