Up ウニ 作成: 2024-11-29
更新: 2024-11-29


      菅江真澄 (1792), p.514
    舳艗 (へさき) にみな投足をして、うしろざまにのみ榜ぎ行ほどに、車縬(カンジ)捨て衣ぬぎ、汐に、づぶ’りと潜り海栗(ノナ)多くかゝへてあがり、
     〔 天註──ノナは、なによけんと唄ふその一くさにして、閩書にいふ海胆、あるはいふ海胆、霊蠃子のことなり。加世、亦は坊主加世のふたくさぞありける〕
    石につき砕て、これ(エベ)とて、ひとりにも進めくひて休らい搒づれば,ウムシャ泊まりとて,三ッの石、磯もとに立ぬ。


    引用文献
    • 菅江真澄 (1792) :『蝦夷迺天布利』
      • 『菅江真澄集 第4』(秋田叢書), 秋田叢書刊行会, 1932, pp.493-586.