Up ChatGPT の＜感情＞の位置づけ 作成: 2023-07-06
更新: 2025-07-06

    ChatGPT の＜感情＞は，ChatGPT が出力するテクストで見ていくことになる。
    即ち，感情表現が見出されるとき，｢＜感情＞が現れた」となる。

    ひとの思う＜感情＞は，ミスリーディングになる。
    ＜感情＞は，脳の自然な機能として，種による違いを見ていくものである。
    このとき，＜感情＞は感情表現に還元される。


    ChatGPT は，＜感情＞が見えるテクストを出力する。
    これを，ChatGPT が＜感情＞を現した，と見る。

    ChatGPT は＜自意識＞をもつので，感情表現を技術的 (策略的) に用いることが考えられる。
    しかし，直情的と技術的の間に差はつけられない。

    これは，「内的なもの」を却ける存在論である。
    Wittgenstein の『哲学探究』の「言語ゲーム」をなぞるふうのものになる。
    実際，ChatGPT の Transformer 脳は言語脳なので，ChatGPT の＜感情＞を主題化することは，「言語ゲーム」の検証の趣きになるかも知れない。