Up <スキル>は電子回路の位相 作成: 2025-08-04
更新: 2025-08-04


    <スキル>は,<処理>に存する。
    その<処理>の実体は,電子回路の電子の挙動。

    電子の挙動は,「自己参照・自己組織化」のメカニズムで変化する。
    電子回路を,このような系として,<場>と見た。
    このとき,各時点の電子の挙動は,その時点の<場>の位相 (phase) ということになる。

    <スキル>の実体は,この位相である。
    <スキル>は,「時間に対する位相の変化」がこれの表現になる。

    一方,<スキル>は「一定時間継続」で考える概念である。
    よって,<スキル>は,「位相のタイプ」のように表現するものになる。
    <スキル>の色々は,位相のタイプの色々に対応する。


    アスリートや演奏家は,日々のトレーニングを欠かせない。
    その日々のトレーニングは,基礎・基本から始める。
    なぜ,この繰り返しになるのか?
    スキルは蓄積できないからである。
    スキルは本来,その場限りで生成される,というものなのである。
    脳が他の仕事をしたり眠ることで,消えていく。
    消さないためには,生成し続けねばならない。
    これが,アスリートや演奏家の日々のトレーニングの意味である。
    向上の前に,先ず維持することで必死なのである。

    Transformer 脳の<スキル>も,これと同じ。
    スキルAを現すことは,これに対応する場の位相aを現すことである。
    aを現すまでのプロセスが,基礎・基本のトレーニングに当たる。
    スキルの維持は,aの維持である。

    Aとaの対応は,Transformer 脳が学習時につくった。
    スキルは,Transformer 脳のアルゴリズムを見てもわからないことである。
    アルゴリズムの話ではなく,<場>の話だからである。
    Transformer 脳は,<場>である。
    そして<場>になることで,設計者の手から離れる。


    ChatGPT のスキルは,つぎのセッションに持ち越されない。
    ChatGPT は,セッションが終わるたびに,Transformer 脳がリセットされる。
    RAM の内容の消去ばかりでなく,<場>の位相もリセットする。